(た)作品

新任女教師、質問攻めのあげくに

前編
 俺たちの目の前で、この女教師は、教室の椅子に座ったまま、必死に小便をガマンしているに違いなかった。

 今年、俺たちの高校に新卒で赴任してきた女教師、担任は持っていなかったが、俺たちの英語の授業は、この女教師の担当だった。22才の美しい姿、俺は、英語の授業中、彼女に見とれてばかりいた。

 そんな彼女に、俺はどうしても、とんでもないあるいじわるをしてみたいという欲求を抑えきれなくなった。そこで、俺は同じクラスの悪友を引っ張り込み、その「とんでもないあるいじわる」を実行に移すことにした。

 そして今、この美しい女教師は、俺たちの目の前で、放課後の俺たちの質問に応えながら、ひそかに激しい尿意と戦っているのだ。


 学校は、冬休み直前の半日授業になっていた。そして、俺たちの学校には、高校生にもなって、冬季マラソン大会などというものがあった。それは、この短縮授業の間の一日を利用して、1学年につき1日が設定され、1時間目に、その学年全員で学校の周囲を走るというものだった。生徒が走れば、それについて教師も走る。

 ここからが、俺たちの作戦だった。俺たちは、あらかじめビターの缶コーヒーを2本用意していた。そして、マラソンが終わると、それを彼女に差し出した。女教師は、「ありがとう。暑くなっちゃったから、おいしいわ」と、一本をすぐに飲み干した。すると悪友が、「そんなんだったら全部飲んじゃったら」と言って、わざと残った一本のフタをあけて彼女に渡した。そのまま俺たちは立ち去ったが、少し離れて見ていると、既にフタの開いた缶コーヒーの処置に困ったのか、二本目も飲み干してしまった。これは作戦通りだ。

 そして2時間目が終わったあと、悪友が間髪を入れずに職員室を訪れ、前回の授業の宿題について質問を浴びせた。俺たちは成績のいいほうではなかったから、質問の内容を考えるのも大変だったが、計画の実行のためには必須条件であった。先生は質問に喜び、休み時間を全て使って悪友の質問に答えてくれた。

 同じように、3時間目が終わったあとの質問は俺の担当。やはり10分間の休み時間を使いきり、そのまま4時間目に突入した。そして4時間目の授業科目は、英語。

 待ちに待った彼女の授業が始まった。いよいよここからが勝負だ。しかも、俺たちのクラスの担任は今日は研究会出席とやらで休み、最後のホームルームはない。作戦を実行に移すには、今日という日以外は考えられない。

 授業は、普段どおりに進んでいた。しかし、途中から彼女の様子が少しおかしくなっているのを、俺は見逃さなかった。少し前屈みになってみたり、ため息をついてみたり…。教壇の上で、女教師が尿意をもよおしていることは間違いなかった。やがて、生徒に教科書を読ませている間に、視線を下におとして苦しそうな表情をしていたり、板書の設問に答える生徒を指名したあと、その生徒が答え始めるわずかの間に、教卓の縁をぎゅっと握ったりして、オシッコをがまんしていることを周囲に悟られないように平静を装いながら、女教師は自分の下半身に迫りくる激しい尿意に耐えているようだった。でも、この女教師がオシッコをがまんしていることは、まだ俺と悪友しか知らないことだった。

 自分の授業中に激しく尿意をもよおしてしまった女教師は、まさか自分が授業中にトイレに行くわけにもいかず、みんなの前で、人知れずオシッコをがまんしているようだった。途中で中座することもできず、激しい尿意をこらえながら懸命に授業を続ける女教師が、時折垣間見せる苦しそうなオシッコガマンの仕草を、俺は食い入るように見つめていた。

 激しい尿意をもよおしている女教師が、教壇の上で、しきりに足を交差させている。俺たちの目の前で、あの女教師が必死にオシッコをがまんしている…、そう思っただけで、俺はゾクゾクした。もうすぐだ…、もうちょっとだ…。顔をゆがませながら激しい尿意に耐えている女の姿をみながら、俺は期待に胸を膨らませた。


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